立山黒部アルペンルート 服装・天気ガイド|室堂の月別気温と持ち物 (2026)
Tokyo Mate
アルペンルートの室堂(標高2,450m)は、4月の開通直後で約2℃、真夏でも18℃ほど、11月の閉鎖前には氷点下まで下がります。公式の5年平均気温データをもとに、4月から11月までの季節ごとの天気・服装・高度による気温差・必須の持ち物をまとめました。

アルペンルートの月別の天気と気温
アルペンルートの運営会社(立山黒部貫光株式会社)が現地で直接測定した2021〜2025年の5年平均気温データです。
| 時期 | 午前9時 / 午後1時 気温 | 雨が降らない確率 |
|---|---|---|
| 4月中旬 ❄️ 雪の大谷 開通 | 1.8℃ / 4.0℃ | 58% |
| 4月下旬 ❄️ ゴールデンウィーク | 5.5℃ / 7.6℃ | 76% |
| 5月上旬 ❄️ 雪の大谷ピーク | 5.1℃ / 7.6℃ | 73% |
| 5月中旬 ❄️ おすすめ時期 | 7.9℃ / 10.1℃ | 75% |
| 5月下旬 ❄️ 雪の大谷 後半 | 7.7℃ / 9.9℃ | 75% |
| 6月上旬 ❄️ 雪の大谷 最後 | 9.2℃ / 11.0℃ | 77% |
| 6月中旬 🌿 初夏 | 11.1℃ / 13.1℃ | 70% |
| 6月下旬 🌧️ 梅雨入り | 12.4℃ / 14.0℃ | 63% |
| 7月上旬 🌧️ 梅雨 | 14.3℃ / 15.8℃ | 61% |
| 7月中旬 🌧️ 梅雨 | 14.4℃ / 15.9℃ | 61% |
| 7月下旬 ☀️ 夏 | 16.4℃ / 18.1℃ | 79% |
| 8月上旬 ☀️ 最も暖かい | 17.0℃ / 18.6℃ | 84% |
| 8月中旬 ☀️ お盆 | 15.5℃ / 16.8℃ | 62% |
| 8月下旬 ☀️ 夏の終わり | 15.6℃ / 17.6℃ | 76% |
| 9月上旬 🍂 初秋 | 14.7℃ / 16.4℃ | 69% |
| 9月中旬 🍂 紅葉の始まり | 14.4℃ / 15.8℃ | 74% |
| 9月下旬 🍁 紅葉 | 11.6℃ / 13.8℃ | 72% |
| 10月上旬 🍁 紅葉ピーク | 9.6℃ / 11.9℃ | 69% |
| 10月中旬 🍁 紅葉 後半 | 7.1℃ / 9.7℃ | 72% |
| 10月下旬 ⛄ 急な冷え込み | 3.7℃ / 7.2℃ | 81% |
| 11月上旬 ⛄ シーズン末 | 2.3℃ / 5.9℃ | 71% |
| 11月中旬 ⛄ 氷点下に | -0.8℃ / 2.5℃ | 70% |
| 11月下旬 ⛄ 閉場直前 | -2.6℃ / 0.8℃ | 57% |
※ 出典:立山黒部アルペンルート公式 過去の天気(2021〜2025年の5年平均)
※「雨が降らない確率」は公式データの「晴・曇の確率」をもとに、午前と午後の数値を平均したものです。
上の気温は5年平均なので、実際の天気は年によって大きく変わります。晴れた日の午後は表より3〜5℃高くなることもあり、雨や風が強い日は体感温度が氷点下まで下がることもあります。
季節ごとのポイント
❄️ 雪の大谷シーズン(4月中旬〜6月上旬)
雪の大谷も見られて天気も良い最適な時期は5月中旬〜下旬です。雪の壁の高さがまだ十分にありながら、雨が降らない確率も75%で安定しています。4月中旬は気温が2〜4℃で最も寒く、雨が降らない確率も58%で最も不安定です。
🌧️ 梅雨シーズン(6月下旬〜7月中旬)
雨が降らない確率が61〜63%と、1年で最も低くなります。アルペンルートを避けるか、日程を変更できる柔軟な計画が必要です。
☀️ 夏シーズン(7月下旬〜8月)
気温16〜18℃、雨が降らない確率76〜84%。最も快適な時期です。みくりが池周辺のトレッキングや高山の景色を楽しむのにぴったりです。
🍁 紅葉シーズン(9月中旬〜10月中旬)
室堂から先に色づき始め、黒部平・大観峰へと下りてきます。10月上旬が紅葉のピークで、気温は10〜12℃ほど。秋の山歩きの服装が必要です。
⛄ シーズン末(10月下旬〜11月)
10月下旬から急に寒くなり、4月の開通直後とほぼ同じ気温になります。11月中旬以降は氷点下まで下がり、11月30日にシーズンが終了します。
春の雪の大谷シーズン(4〜6月)の服装|レイヤリングがカギ
春の雪の大谷シーズンの室堂は、午前の平均が5〜8℃、午後の平均が8〜10℃です。数字だけ見ると東京の3〜4月と同じくらいですが、標高2,450mの高山地帯なので、風・紫外線・雪原の照り返しが加わって体感は違います。
ポイントはレイヤリング(重ね着)です。室堂を散策するときは寒いですが、乗り物の中は暖かく、黒部ダムまで下りると気温が7℃以上上がります。1枚で通すと、どこかで寒かったり暑かったりします。
春の雪の大谷シーズン(4〜6月)のおすすめレイヤリング
室堂を散策するときは3枚すべて着て、黒部ダムや乗り物の中ではアウターを脱げばOKです。
| レイヤー | アイテム | 役割 |
|---|---|---|
| ベース | 機能性の長袖シャツ(吸湿・速乾) | 汗を逃がす |
| ミドル | フリースまたは軽量ダウン | 保温 |
| アウター | 防風・防水ジャケット | 風・雨・雪を防ぐ |
| ボトムス | 長ズボン(ストレッチ素材がおすすめ) | 雪道に備える |
| 靴 | 防水トレッキングシューズまたはハイカットブーツ | 雪道・濡れた路面 |
| 小物 | 手袋・ニット帽・カイロ | 体感温度に備える |
4月 vs 5月 vs 6月:同じ春でも違います
4月の開通直後に行くなら、本格的な冬山登山レベルで準備してください。5月中旬以降は日中に10℃を超えるので、少し余裕が出てきます。
| 時期 | 午後の気温 | 体感 | メモ |
|---|---|---|---|
| 4月中旬 | 4.0℃ | 真冬の登山レベル | カイロ・手袋は必須 |
| 5月中旬 | 10.1℃ | 3月の登山レベル | フリース・防風ジャケットがおすすめ |
| 6月上旬 | 11.0℃ | 4月の登山レベル | 薄手の保温層が必要 |

高度による気温差に注意|同じ日でも7℃以上の差
アルペンルートの旅で最も間違えやすいポイントが、高度による気温差です。同じ日の同じ時間でも、室堂(2,450m)と黒部ダム(1,470m)では気温がまったく違います。
黒部ダム(標高1,470m)との気温比較
| 時期(気温差) | 室堂 午後 | 黒部ダム 午後 |
|---|---|---|
| 5月中旬(7.2℃) | 10.1℃ | 17.3℃ |
| 7月下旬(6.0℃) | 18.1℃ | 24.1℃ |
| 10月上旬(5.8℃) | 11.9℃ | 17.7℃ |
➡️ どのシーズンでも、室堂と黒部ダムの間には6〜7℃の差があります。
5月基準:東京から室堂までの気温比較
| 地点 / 標高 | 5月中旬の午後の気温 |
|---|---|
| 東京(40m) | 約22〜25℃ |
| 長野(362m) | 約20〜23℃ |
| 黒部ダム(1,470m) | 17.3℃ |
| 室堂(2,450m) | 10.1℃ |
➡️ 東京を半袖で出発すると、室堂に着くころには15℃の差。ジャケットなしで行くと、雪の大谷の上でちゃんと楽しめません。
高度ごとの着替えのタイミング
アルペンルートを移動しながら、高度が変わるたびに服を調節するのがカギです。リュックにフリース+防風ジャケット+手袋・帽子を入れておき、高度が上がるたびに取り出して着るのが一番効率的です。
| 区間 | 行動 |
|---|---|
| 東京 → 長野 | 春の服装(長袖または半袖) |
| 長野 → 扇沢 | そのまま |
| 扇沢 → 黒部ダム | フリースを取り出す |
| 黒部平 → 室堂 | 防風ジャケットを着る |
| 室堂 雪の大谷の散策 | 手袋・帽子を追加 |
| 室堂 → 立山駅(下山) | 下りながら少しずつ脱ぐ |
| 立山駅 → 富山 | 春の服装に戻る |
夏・秋シーズンの服装
夏(7〜8月):半袖でも上着は必須
室堂の夏の気温は午後で15〜18℃と、快適な避暑地です。東京が35℃のとき、室堂は18℃です。
夏はみくりが池や雷鳥沢などの高山トレッキングが人気です。遊歩道は整備されていますが、午後のにわか雨に備えて、雨具や防風ジャケットは必ずリュックに入れておきましょう。
| レイヤー | アイテム | 備考 |
|---|---|---|
| ベース | 半袖または薄手の長袖 | 紫外線対策に長袖がおすすめ |
| アウター | 防風ジャケットまたは雨具 | 午後の急変に備え、たたんでリュックに |
| ボトムス | 長ズボン | 半ズボンは紫外線・虫にさらされる |
| 靴 | トレッキングシューズ | 遊歩道は整備されているが上り下りあり |
秋(9〜10月):紅葉シーズン、春レベルの防寒
秋は気温が一気に下がります。10月上旬は5月中旬とほぼ同じ気温です。10月に紅葉を見に行くなら、春の雪の大谷シーズンと同じレイヤリングを準備すればOKです。10月中旬以降は、カイロ・手袋・ニット帽も必要になります。
シーズン末(11月):完全防寒
11月中旬の午前は氷点下0.8℃、11月下旬は氷点下2.6℃です。この時期は冬山登山の服装が必要です。11月4日からは別の時刻表が適用され、11月30日にシーズンが終了します。

シーズン別 必須の持ち物チェックリスト
全シーズン共通
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 防風・防水ジャケット | 風・雨・急な気温低下に備える |
| サングラス | 高山の紫外線+雪原の照り返し(公式ガイドで「必須品」と明記) |
| 日焼け止め(SPF50+) | 標高2,450mの紫外線は平地より強い |
| 防水トレッキングシューズ | 雪道・濡れた路面・遊歩道に備える(4〜6月はハイカット推奨) |
| カメラの予備バッテリー・モバイルバッテリー | 低温でバッテリーの消耗が早い |
| 現金 | ルート内にATMがないため、売店・食堂用に少額の現金を用意 |
| 雨具または折りたたみ傘 | 山の天気の急変に備える |
シーズン別の追加アイテム
| シーズン | フリース・軽量ダウン・帽子 | 手袋・カイロ・ネックウォーマー |
|---|---|---|
| 4〜5月 | ⭕️ | ⭕️ |
| 6月 | ⭕️ | ❌ |
| 7〜8月 | ❌ | ❌ |
| 9〜10月上旬 | ⭕️ | ❌ |
| 10月下旬〜11月 | ⭕️ | ⭕️ |
- ペット: 中部山岳国立公園の特別保護地区のため、ケージを含むすべてのペットの持ち込みが禁止されています。(盲導犬のみ例外)
- ドローン: アルペンルート内でのドローンの使用は、飛行・撮影・操縦のすべてが禁止されています。
アルペンルートの服装のカギは、東京とは違う発想をすることです。
5月に東京が25℃のとき、室堂は10℃。8月に東京が35℃のとき、室堂は18℃。10月下旬の室堂は午前3.7℃で、4月の開通直後とほぼ同じです。
どのシーズンでも、リュックに防風ジャケットを1枚は必ず入れておきましょう。
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